【企業インタビュー3rd】 #三瀬商店

April 18, 2018

 

 

【基本情報】
・株式会社三瀬商店 代表取締役社長
・愛媛生まれ、愛媛育ち
・大学→通信会社で営業→三瀬商店


大学時代は?
実は、高校時代からずっと医者になりたかったんですよ。
3つ上の兄貴が医者で、大好きだったんですね。
そんな優秀な兄貴に憧れて、自分も医者になれば認められるんだっていう、ある種不純ではあるんですけど、そういう理由で大学は医学部を受験しました。
ただ、点数が足りず、落ちてしまって、結局関西の大学の理工学部に進学しました。
大学入ってからは、バイトばかりしてましたね。
塾の講師を4年間してまして、人に何かを教える、というのが性に合ってたんだと思いますね。

 

 

就職活動は?
就職活動は、通信系の大手ばかり受けていました。
人よりいいところに行きたい、とか、人に負けたくないとか、見栄とプライドだけで企業を選んでいました。
結局、将来愛媛で自社を継ぐことを見据えて、当時auより技術やシステムが進んでいた他社系の代理店に就職しました。

 

 

認められたい、という気持ちが強かったんでしょうか?
昔から劣等感の塊でした。
医者の兄貴の影響です。
兄貴は、東大、慶應、防衛大の医学部全てに合格して、医者になった。
とても優秀だったんですね。
憧れてもいたし、なんか別格、という存在でした。
そんな兄貴がずっと隣にいて、見返してやろうとかではないんですけど、社会的に認められたいという気持ちがすごく強かったです。

それが変わったのはいつですか?
二十歳のとき、兄貴と性格の不一致から喧嘩したんですね。
兄貴はすごくクールで自分とは異なる性格でした。
そのときの母の「違うのよ。あなたにはあなたの個性がある」という言葉で自分の価値に気づかされました。
兄貴とは違うんだって。兄貴に人生は自分の人生ではないし、人の人生ではない。
兄貴は兄貴らしい性格や価値観ってあって、逆に自分は人に懐っこいとか誰かを幸せにする、ということに幸せを感じる、そういう価値観があるんだということ、自分は兄貴とは違う人間なんだということに気づきました。
自分が会社を継ぐ、と実感が湧いてきたのもこのときですね。

 

 

愛媛に戻られてからは?
27歳のときに愛媛に帰ってきました。
今でこそ4店舗構えていますが、その当時は1店舗しかなくて、比較対象になるのが、地元のお店だったり、他社系の代理店さんだったりするんですよ。
それに対して劣等感を感じて、負けてやるものか、という一心で働いていましたね。
毎日、地図を広げて飛び込み営業をしていました。
会社を引っ張っていく、という想いで社員さんと一緒に毎日ぐいぐい営業していました。

 

 

そうだったのですね。
今のスタイルとは違うように思えるのですが。

そうして毎日飛び込み営業ばかりしていると、社員さんが次々と辞めていってしまったんですね。
こんなことしたくない、なぜこんなしんどいことしないといけないんですか、と。
振り返るとそのときは、「負けたくない」という一心で日々働いていました。
ただ、それは会社のためではなく、自分のためだということに気づきました。
自分のために社員に厳しい思いをさせたのかと、反省しました。
 


そういうことに気づく、何か転機かなにかあったのですか?
大きな出来事が2つありました。
1つ目は、一番信頼してた社員が辞めたことです。
その社員とは一緒に会社を大きくしていこうと日々一緒に働いていました。
ただある日言われたんですね。
「もう僕はついていけないとあなた1人でやってください」と。
そして辞めていきました。
その一言が本当に辛かった。
自分が営業したらついてきてくれると思ってたが、そうではなかった。
そのとき、人財育成の大切さに気付きました。

 

2つ目は、とある問題が起きたときですね。
本当に絶望的で、そのときは自殺しようかな、とか、ここから落ちたら、、とか考えてましたね。。
一方で、いつもの逆境を乗り越える精神で絶対乗り越えてやる、と奮い立たせてました。
その問題が起きたあと、名古屋のある社長さんに聞かれました。
「お前の目的は、会社の目的は何だ?」と。
「会社を守ることです」と答えました。
違いました。
「違う。お前が守るべきはここで働いている社員さん達だ」と。
そのとき自分の奥底に眠っていた使命感に火がつき、自分がすべきことは人財育成なんだと気づかされました。
そこからは無我夢中でした。
日創研に行くし、盛和塾にも必死に通いました。
壮絶な体験をすると、自分の使命感に気づける瞬間って必ずあるんです。
あのときの壮絶な出来事を諦めるのではなく、マイナスの捉えるのではなく、絶対乗り切ってやると、いけると思って乗り越え、プラスに捉えたから今があるのだと思います。
今では、ピンチが訪れると落ち着いてチャンスが来たな、と対処できるようになりました。

 

 

理念
【社訓】
花は声なくして蝶をよぶ
【理念】
全社員の物心両面の幸せを実現するために 
1.お客様を利他の心でおもてなし、最高のサービスを提供します。
1.情報通信サービスの価値提案を通じて、社会の進歩発展に貢献します。


もともとは現在の社訓が理念だったんですね。
今の理念は、僕が社長に就任した時に当時の社員と話し合って、つくったものです。
精神的な欲求や社会性の欲求だけではなくて物質的な経済的な欲求も満たさないとやりがいにつながらないんですね。
なので、「物心両面の幸せ」としました。
稲盛和夫さんもおっしゃってる言葉ですね。

 

 

ビジョンは?
一言でいうと、中四国で一番ワクワクするauショップを目指す、です。
具体的にな拡大目標としては、愛媛で10店舗、中四国で15店舗ほど展開したいですね。
これには理由が2つあります。
まず、1つ目は、本州に住んでる方のほうがリテラシーが高い方が多いんですね。
そういうところに社員に行ってもらってしっかり刺激を受けて戦ってきてもらいたいんですよね。
次に、大洲と八幡浜の後に伊予に店をオープンしたときの話なんですけど。
これまでと同じような接客を行っただけなんですけど、お客様にとても喜んで頂けたんですね。
うちのお店が増えれば増えるほど、喜んでくださるお客様がもっと増えるとそのとき気づきました。
三瀬商店の考え方や理念を全うしてくれる社員がいるからお客様も幸せになっていくと。
実際に数値にも現れていて、NPS(企業やブランドに対する愛着・信頼の度合い)も非常に高いのが強みです。

 

 

就活生にメッセージを送るとしたら?
「自分を見つめ直しなさい」と学生にはよく言ってますね。
会社を探すのも大切だけど、その前に自分を知ることが大切だと思いますね。
自分の価値は何か、その価値はどうやって会社に活かせるのか、もし弱みがあるのなら、どういう会社に入ったら改善できるのか。
僕らも会社や自分を定量的に分析して、どう改善していくか、というのは考えます。
ただ、そうやってしっかり自分と向かって考えることができるのは普通、就職活動のとき以外なかなかないですよ。

 

 

 

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